米ラスベガスで開催された「CES 2020」で、CES 2019に引き続き、筆者が注目したのは「FoodTech(フードテック)」だ(関連記事)。CES 2020では残念ながらFoodTechをまとめたコーナーはなかったが、CES 2020の関連イベントとして「FoodTech Live @ CES 2020」が開催された。この模様と合わせて、CES 2020でのフードテックを紹介していきたい。今回はその後編である(前編の記事はこちら)。
【ドリンクテック】今年の注目は、「水」
フードテックのカテゴリーの中に、飲み物、つまり“ドリンクテック”がある。CES 2019ではカプセルを入れることで手軽にビールを醸造できるLGエレクトロニクスの「HomeBrew」や、クラフトビールがなくなると自動的に配送してくれるシフトールのサブスクリプションサービスタイプのビール冷蔵庫「DrinkShift」、カプセルタイプで手軽にカクテルが作れるBartesianの「Bartesian」など、お酒関連の製品が話題になっていた。
今回のCES 2020やFoodTech Liveでも、豆を挽いて自動でコーヒーを淹れる装置や、茶葉を挽いてお茶を入れるという機器も展示されていたが、それよりも筆者が興味深く感じたのが「水」関連の展示だった。
米rOceanの「rOcean」は水栓に接続して使うスタイリッシュなウォーターサーバーで、浄水機能だけでなく炭酸の量を好みに合わせてコントロールする機能を搭載。カプセルをセットすることでフレーバーウォーターも楽しめる。
米OxyTapの「OxyTap」もウォーターサーバーのようなものだが、こちらは水から酸素を抽出することで、カートリッジを使わずに約3分程度で高濃度酸素水を作れるという。
韓国THE.WAVE.TALKが韓国KAIST(韓国科学技術院)のID + IM Design Laboratoryと共同開発した機器は、モジュールを切り替えることで水の衛生度や空気の清浄度、ふとんやソファなどの中にあるハウスダストなどをセンシングできるというもの。水や空気を清浄する機能はないものの、普段接している水や空気のきれいさをコンパクトな機器とスマートフォンによって見える化できる点に可能性を感じた。
CES 2020で大きな話題となり、CES 2020 Innovation Awardも受賞したのが、米マトリックスインダストリーズ(Matrix Industries)の「JUNO」だった。人の体温だけで発電して利用できる「MATRIX PowerWatch」の技術を応用したもので、ドリンクボトルを入れてボタンを押すだけで、中のボトルを回転させながら冷やし、約30秒で冷たいドリンクを飲めるようにするというものだ。
常温のドリンクでも素早く冷やして楽しめるようになるため、飲まないドリンクを無駄に冷やし続ける必要がなくなり、冷蔵庫に保管せず済むというのがうれしいポイントだ。
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