炭火に滴る肉汁が食欲をそそる、焼き鳥。
肉の歯応えを楽しめるもも肉に、タレとの相性抜群のレバー。
さまざまな味がファンの心をとらえて離さない。
観音坂 鳥幸・小林弘尚さん「焼き鳥とは、究極の鳥料理だと思います。鶏肉を部位ごとに分けまして、その部位に合わせた味付け、焼き方でお客さまの元へ提供する。日本人のこだわりが詰まった料理」
そんな日本のソウルフード「焼き鳥」が、この夏のオリンピック観戦のお供に提供されるかもしれない。
しかも、その焼き鳥が作られる場所は、力士たちが立つ神聖な土俵の下?
そこはいったい...。
半年後に迫った東京オリンピック。
その観戦のお供に日本のソウルフード「焼き鳥」が浮上している。
「国技館やきとり」は大ぶりのもも肉とむね肉が3本、つくねが2本入って700円。
特製の甘辛なたれが肉に染みて、冷めてもおいしいのが特徴。
取組を見ながら、お酒とともに頬張るのが、多くの相撲ファンの楽しみ方。
「(大相撲のお供といえば?)焼き鳥」
「焼き鳥は、日本の文化でしょ。(相撲と焼き鳥は)切っても切れないものだと思います」
「友達から焼き鳥を食べてこいと言われたので。(きょうの目当ては?)焼き鳥ですね」
ファンから愛される、この焼き鳥。
国技館の地下工場で作られている。
場所中は、毎日8万本近く焼くため、作業は午前1時からスタート。
冷めてもおいしい秘伝のタレは、蔵前国技館時代からつぎ足し、60年以上にわたって守られてきた。
東京オリンピックでは、ボクシング会場となる両国国技館。
焼き鳥を販売している国技館サービスは、大会期間中の販売について、「物流面など対応できるか話し合い中。実際に対応できるのかは未定のため、まだ確定していない」と説明。
一方、大会組織委員会は、大会期間中も売り出す方向で調整中という。
一度は食べてみたい国技館やきとり。
東京駅で買うことができる。
ドーンと山積みにされた焼き鳥。
パッケージや味も同じ。
購入する人「とてもおいしいので、しばしば買います。冷たくてもおいしいです」
年末年始は、1日およそ700食も売れ、連日、完売するほどの人気ぶり。
この日本の味が、オリンピック会場でのおもてなしフードとして受け入れられるのか。
外国人観光客に試食をお願いすると...。
イスラエル人「おいしい、すごい。いいね、みんな(焼き鳥)気に入るよ、いいアイデア」
オーストラリア人「急いでいる時ならいいね。(手早く食べられて)時間を節約できる」
焼き鳥が世界に飛躍するかもしれない、今回のプラン。
焼き鳥店側も期待を寄せている。
小林さん「非常にうれしいことですね。ぜひ、選ばれてもらいたいです。海外からいらしたお客さまに、日本人の物作り、こだわりといったものを表現できる料理のカテゴリーの1つだと思う」
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January 21, 2020 at 01:45AM
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