中古車購入[2020.11.21 UP]
アウディ S3のグレード紹介 あなたはどこまで知っている?
アウディのコンパクトクラス最高峰スポーツモデル「S3」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
この記事の目次
アウディ S3の歴史
S3は、1909年に設立されたドイツの自動車メーカー・アウディが製造する車です。コンパクトハッチバックモデルのA3をベースに作られた高性能モデルとなっています。
1996年に初代が登場しますが、日本国内で発売されたのは2001年でした。この時「S3 ベースグレード」のみが設定されています。ベースグレードは、アウディ・コンパクトクラスの最高峰スポーツモデルとして、人気を博しました。
エンジンには1.8Lの水冷直列4気筒DOHC 20バルブインタークーラー付きターボエンジンが搭載され、4WDの駆動方式が採用されています。また、サスペンションは前後輪共に車体のロールを防ぐためスタビライザーを搭載。さらに前輪にマクファーソン式ストラット、後輪にはトレーリングアームとダブルウィッシュボーンを組み合わせた独自のサスペンションが組み込まれました。
しかし、このグレードは2003年9月までという非常に短い販売期間で終わっています。
2009年に2代目が登場し、走りを強化したスペシャルモデルの「S3 スポーツバック」が設定されました。2代目以降はS3 ベースグレードがなくなり、「S3 アーバンスポーツリミテッド」などの特別限定モデルがいくつか発売されはしましたが、基本的にはS3 スポーツバックのみのグレード設定となっています。
2013年に3代目が登場しました。先代から引き続き、S3 スポーツバックが設定されています。
2014年には、サッカー日本代表を応援するモデルの限定車「S3 サムライブルー11リミテッドエディション」を設定しました。同年にS3 セダンが誕生したため、現在のS3のボディタイプは5ドアハッチバックとセダンの2タイプとなっています。
2017年のマイナーチェンジでは、標準装備のSトロニックが従来の6速から7速に進化しました。この他にも安全運転支援システムのアクティブクルーズコントロールが標準装備されるなど安全装備の面でもアウディ S3は進化を続けています。
2020年には4代目が登場していますが、現時点で日本には導入されていません。
S3 スポーツバック
A3の走りを強化したスペシャルモデルとして誕生した「S3 スポーツバック」
S3 スポーツバックは、A3の走りを強化したスペシャルモデルとして、2代目の2009年2月に誕生しました。初代に設定されていた「S3 ベースグレード」がなくなり、2代目以降ではこのS3 スポーツバックがグレードの中心です。
また、トランスミッションには6速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)が採用され、わずか0.2秒という短時間でのシフトチェンジを実現しました。ハッチバックの実用性に加え、本格的なスポーツカーの走りを妥協なく両立させているグレードです。
中古で購入する際の目安となる予算
S3 スポーツバックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2009年式:99万円〜152万円
2010年式:69万円〜150万円
2011年式:108万円〜189万円
2012年式:152万円
2013年式:209万円
2014年式:198万円〜298万円
2015年式:225万円〜299万円
2016年式:257万円〜338万円
2017年式:378万円〜380万円
2018年式:398万円〜488万円
2019年式:472万円〜488万円
S3 スポーツバックは新車ではなかなか手の出ない高級車ですが、10年以上経過している2009年式の中古車なら手を出しやすい価格となっています。
先代モデルとの比較
第2世代:2009年〜2013年
S3 スポーツバックは、2009年2月にA3の走りを強化したスペシャルモデルとして誕生しました。この世代では、直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ+直噴の2.0TFSIエンジンが搭載され、A3 スポーツバックよりもパワーアップした走りを実現しています。
初期年式のものなら、ある程度安く購入できますが、中古車市場での流通量があまり多いとはいえません。そのため、状態のよいものを安く購入するのは少々難しいかもしれません。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力256ps。ボディサイズは全長4300mm×全幅1765mm×全高1450mmです。
第3世代(現行モデル):2013年〜
この世代のS3 スポーツバックでは、標準装備のSトロニックが従来の6速から7速に進化しました。また、レーダーセンサーにより前方の交通状況を常時監視し、緊急時には自動ブレーキを発動するなどして事故の危険を減らすシステム「アウディプレセンス フロント」が標準搭載されています。
先代よりも流通量は多いものの、現行モデルのため価格は高めです。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力290ps。ボディサイズは全長4335mm×全幅1785mm×全高1440mmです。
人気のあるカラー
S3 スポーツバックのボディカラーは、下記の8色が設定されています。
・アイビスホワイト
・フロレットシルバーメタリック
・グレイシアホワイトメタリック
・ミトスブラックメタリック
・ナバーラブルーメタリック
・タンゴレッドメタリック
・デイトナグレーパールエフェクト
・マコウブルークリスタルエフェクト
この中では、重厚感のある黒色の「ミトスブラックメタリック」や、光沢感のある白色の「グレイシアホワイトメタリック」が人気です。
S3 ベースグレード
エレガンスな雰囲気の「S3 ベースグレード」
S3 ベースグレードは、初代に設定されているグレードです。アウディの数あるラインナップの中でも1・2を争うコンパクトモデルのハッチバック「A3」をベースに作られました。
アウディ・コンパクトクラスの最高峰スポーツモデルとして誕生したS3 ベースグレードは、ハイパフォーマンスを誇りながらも、スポーツモデルとしては控えめでエレガンスな雰囲気をもっています。
しかし、ベースグレードにもかかわらず、販売されていた期間はわずか2年半という短さでした。
中古で購入する際の目安となる予算
S3 ベースグレードを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。そのため、現時点ではS3 ベースグレードを中古で購入することはほぼ不可能な状況です。
先代モデルとの比較
第1世代:2001年〜2003年
S3 ベースグレードは、アウディの中で最もコンパクトなハッチバックモデル・A3をベースとして2001年1月に誕生しました。可変カムシャフトコントロール機構を備えた1.8Lの水冷直列4気筒DOHC 20バルブインタークーラー付きターボエンジンが搭載されたアウディ・コンパクトクラスの最高峰スポーツモデルです。
駆動方式には4WDが採用され、サスペンションは前後輪共に車体のロールを防ぐスタビライザーが搭載されています。また、前輪にマクファーソン式ストラット、後輪にはトレーリングアームとダブルウィッシュボーンを組み合わせた独自のサスペンションが組み込まれました。
インテリアでは、本革とアルカンタラによるレカロ製のヒーター付電動スポーツシートが採用され、ステアリングもS3専用のものとなっています。
初代のS3のグレードは、このベースグレードのみで販売期間も2001年1月から2003年9月までと非常に短いものでした。また、発売から20年近く経過していることもあり、現時点では中古車を確認することはできませんでした。そのため、S3 ベースグレードの中古車を見つけるのは至難の業でしょう。
エンジンは1.8L直列4気筒ターボ最高出力210ps。ボディサイズは全長4150mm×全幅1765mm×全高1400mmです。
人気のあるカラー
S3 ベースグレードのボディカラーは、下記の6色が設定されています。
・ブリリアントブラック
・ミネラルグレーメタリック
・イモライエロー
・シルバーレイクメタリック
・アブソルートレッド
・ノガロブルーパールエフェクト
この中では、漆黒の「ブリリアントブラック」と、明るいシルバー色の「シルバーレイクメタリック」が人気です。
S3 サムライブルー11リミテッドエディション
サッカー日本代表を応援する目的で生産された「S3 サムライブルー11リミテッドエディション」
S3 サムライブルー11リミテッドエディションは、2014年5月に当時サッカー日本代表の監督だったアルベルト・ザッケローニ氏によって選定されたモデルの中から受注生産された限定モデルです。
S3 スポーツバックは選定された11のモデルのうちのひとつで、各モデル1台のみの受注生産だったため、S3 サムライブルー11リミテッドエディションは世界でたった1台しか販売されていません。
ボディカラーには、サッカー日本代表のユニフォームをイメージした「エストリルブルー」を採用しました。
中古で購入する際の目安となる予算
S3 サムライブルー11リミテッドエディションを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通しておらず、中古車の相場を割り出すことができませんでした。また、このモデルが中古車に今後流通することは考えにくく、購入することはほぼ不可能でしょう。
先代モデルとの比較
第2世代:2014年〜2015年
S3 サムライブルー11リミテッドエディションは、2014年5月に発売されたアウディの限定モデルです。サッカー日本代表チームのサポーティングカンパニー契約を締結していたアウディジャパン株式会社により、サッカー日本代表を応援する目的で生産されました。
アウディの中でもスポーティーで高性能モデルであるSモデルから11モデルを、当時サッカー日本代表の監督を務めていたアルベルト・ザッケローニ氏が選定しています。選定されたのは、以下の11モデルです。
・S3スポーツバック
・S4アバント
・S4セダン
・S5カブリオレ
・S5クーペ
・S5スポーツバック
・S6セダン
・S6アバント
・S7スポーツバック
・SQ5
・TTSクーペ
各モデル1台のみ受注生産する形の限定モデルとなっているため、世界に11台しか存在しない貴重なモデルとなっています。そのため、S3 サムライブルー11リミテッドエディションは世界に1台しか存在しておらず、当然中古車市場で流通しているはずもなく、今後も中古車市場で流通する可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力280ps。ボディサイズは全長4335mm×全幅1785mm×全高1440mmです。
人気のあるカラー
S3 サムライブルー11リミテッドエディションのボディカラーは、下記の1色が設定されています。
・エストリルブルー
2014年当時のサッカー日本代表ユニフォームのカラーであるサムライブルーをイメージした鮮やかな青色の「エストリルブルー」が設定されました。インテリアには赤いラインとステッチを施した専用のシートが設定され、日本代表のユニフォームを彷彿させるカラーとなっています。
S3セダン ベースグレード
アウディ初のプレミアムコンパクトセダンとして誕生した「S3セダン ベースグレード」
S3 セダン ベースグレードは、アウディ初のプレミアムコンパクトセダンとして2014年1月に誕生しました。
2.0L 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボにフルタイム4WDシステム「クワトロ」ドライブを搭載。トランスミッションには、Sトロニックを組み合わせました。
このグレードは、落ち着いた高性能モデルでありながらスポーツ性能も高いモデルとなっており、若年層にもアピールできる幅広い世代をターゲットとしたモデルとなっています。
中古で購入する際の目安となる予算
S3 セダン ベースグレードを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2015年式:269万円〜599万円
2016年式:229万円〜339万円
2017年式:310万円〜385万円
2018年式:428万円〜468万円
2019年式:498万円
S3セダン ベースグレードは、アウディ初のプレミアムコンパクトセダンです。高性能モデルというだけあって新車購入価格は500万円から600万円を超える高級外車で、中古でも国産のハイグレードモデルが新車で購入できるほどの価格となっています。
先代モデルとの比較
第3世代(現行モデル):2014年〜
S3 セダン ベースグレードは、2014年1月に誕生したアウディ初のプレミアムコンパクトセダンで、このモデルが現行モデルです。
エンジンは2.0L直列4気筒DOHC16バルブインタークーラー付ターボでフルタイム4WDシステムの「クワトロ」ドライブを搭載しました。また、電子制御式の油圧マルチプレートクラッチを採用し、標準装備されている高効率な6速Sトロニックと組み合わせることで低燃費も実現しています。2017年1月に行われたマイナーチェンジでは、従来6速だったSトロニックが7速に進化しました。
エクステリアでは、専用デザインのバンパーとルーフスポイラー、18インチホイール、リアの両側に設置された迫力あるデュアルエグゾーストなどがアグレッシブな印象を持たせます。
インテリアでは、レザー素材のスポーツシートに4ウェイランバーサポートが装備され、電動で位置調整ができる機能も搭載されるなど一般的な乗用車ではなかなかお目にかかれない高性能モデルならではの装備の数々です。
このグレードは中古車市場での流通量は、それほど多くはありません。また、現行モデルであるため、全体的に価格も高めです。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力290ps。ボディサイズは全長4470mm×全幅1795mm×全高1380mmです。
人気のあるカラー
S3 セダン ベースグレードのボディカラーは、下記の8色が設定されています。
・アイビスホワイト
・フロレットシルバーメタリック
・グレイシアホワイトメタリック
・ミトスブラックメタリック
・ナバーラブルーメタリック
・タンゴレッドメタリック
・デイトナグレーパールエフェクト
・マコウブルークリスタルエフェクト
この中ではS3 スポーツバックと同様に、重厚感のある黒色の「ミトスブラックメタリック」や、光沢感のある白色の「グレイシアホワイトメタリック」が人気です。
※本記事は、2020年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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November 21, 2020 at 10:11AM
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