中古車購入[2020.11.20 UP]
日産 ラフェスタのグレード紹介 あなたはどこまで知っている?
かつて日産で販売されていたリバティの後継車である「ラフェスタ」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
この記事の目次
日産 ラフェスタの歴史
ラフェスタは、かつて日産が販売していた7人乗りのミニバンです。
それまで日産で販売されていたリバティの後継車として誕生しました。日産自動車としては初めて、ルノー・メガーヌと共通のCプラットフォームを採用しています。そして、後席ドアには先代車種であるリバティと同様に、両側スライドドアを採用しました。
2004年に初代が登場します。ラフェスタ誕生当初は搭載、軽量化と低速域のトルクを重視した新開発のMR20DE型エンジンを搭載しました。この当時のグレード構成は、下記の3種類が設定されています。
・標準グレードの「ラフェスタ 20S」
・スポーティーグレードの「ラフェスタ 20M」
・アウトドアをイメージしたグレードの「ラフェスタ プレイフル」
2005年8月のマイナーチェンジで、日産のグループ会社オーテックジャパンが開発したグレードのラフェスタ ハイウェイスターが追加されました。それに伴い、それまで設定されていた「ラフェスタ プレイフル」は廃止されます。同年12月にはグレード体系の変更が行われ、「ラフェスタ 20M」が廃止に。その代わりとして、最上級グレードの「ラフェスタ 20G」を新たに追加しました。
2009年のマイナーチェンジには、ラフェスタ 20Sを「ラフェスタ JOY X」、ラフェスタ 20Gを「ラフェスタ JOY G」というグレード名に改名します。
2011年に、2代目が登場しました。マツダよりOEM供給を受けるモデルであるため、この世代ではMZRエンジンを搭載しています。ハイウェイスターシリーズのみのフルモデルチェンジとなったため、下記3つのグレードのみ設定されました。
・ラフェスタ ハイウェイスター
・ラフェスタ ハイウェイスターG
・ラフェスタ ハイウェイスターJパッケージ
2014年にグレード体系の見直しが行われ、2代目登場当初より設定される「ラフェスタ ハイウェイスターJパッケージ」が廃止となります。
2018年には販売終了することが決定し、14年の歴史に幕を閉じました。
ラフェスタ ハイウェイスター
オーテックジャパン開発の「ラフェスタ ハイウェイスター」
ラフェスタ ハイウェイスターは、2005年に行われた初代のマイナーチェンジで設定されたグレードです。
ハロゲンヘッドランプ、電動格納式リモコンカラードドアミラー、オーディオレス+4スピーカーを標準装備しています。
ラフェスタのハイウェイスターシリーズの中では、ベースグレードという位置づけであるため、上位グレードの「ラフェスタ ハイウェイスターG」や「ラフェスタ ハイウェイスターJパッケージ」に比べると装備も簡素化されているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
ラフェスタ ハイウェイスターを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2005年式:18万円
2006年式:32万円
2007年式:19万円〜47万円
2008年式:9万円〜58万円
2009年式:7万円〜45万円
2010年式:19万円〜59万円
2011年式:13万円〜77万円
2012年式:23万円〜89万円
2013年式:19万円〜115万円
2014年式:39万円〜117万円
2015年式:53万円〜99万円
2016年式:74万円〜117万円
2017年式:88万円〜119万円
ラフェスタ ハイウェイスターの中古車は流通量も多いので、豊富な個体の中から希望に合った車両を探せるでしょう。
先代モデルとの比較
第1世代:2005年〜2011年
この世代のラフェスタ ハイウェイスターはスポーティーかつ、スタイリッシュな専用装備を採用しているのが特徴です。
このグレードの中古車は登場から10年以上経過しているものの、ある程度の台数は流通しています。しかし、価格としてはこなれてきました。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力137ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1615mmです。
第2世代:2011年〜2017年
この世代では、スタイリッシュなデザインと高い機能性、走りと環境性能を兼ね備えたモデルに仕上られました。
2014年9月のマイナーチェンジで、走行中の横滑りを防止するVDC(ビークルダイナミクスコントロール)が4WD車に搭載されたため、ラフェスタ ハイウェイスターは全車がVDC標準装備となります。さらに2016年7月のマイナーチェンジでは、動スライドドア、スライドドアイージークロージャーが標準装備となりました。
先代と比べると、中古車としての流通台数も格段に増えています。比較的年式の新しいものは、まだ価格も高めです。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力151ps。ボディサイズは全長4615mm×全幅1750mm×全高1615mmです。
人気のあるカラー
ラフェスタ ハイウェイスターのボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・スパークリングブラック
・スノーフレイクホワイトパール
・アルミニウムシルバー
・メテオグレー
・ジールレッド
この中では、光沢感のある黒色の「スパークリングブラック」と、パール塗装が施された白色の「スノーフレイクホワイトパール」が人気です。
ラフェスタ ライダー
ファミリーミニバンをコンセプトとしたモデル「ラフェスタ ライダー」
ラフェスタ ライダーは、初代にのみ設定されていたグレードです。スタイリッシュ且つ存在感溢れるファミリーミニバンをコンセプトとしたモデルとなっています。
インテリアはブラックを基調とし、ブラック地にシルバーのドット柄をあしらった専用シート地を採用。仕様面では、人気の高いオートスライドドアを助手席側に、さらに両側スライドドアオートクロージャーを標準で装備しました。
また、4WD車には寒冷地仕様を標準設定するなど装備の充実を図りながら、価格は据え置きとして魅力を高めています。
中古で購入する際の目安となる予算
ラフェスタ ライダーを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2005年式:6万円〜41万円
2006年式:9万円
2007年式:33万円〜49万円
2008年式:20万円
2009年式:55万円
2010年式:19万円
ラフェスタ ライダーは、中古車の流通量が比較的に少ないです。初代のみに設定されていたグレードということもあり、基本的にどの年式も安い価格のものが多くなっています。
先代モデルとの比較
第1世代:2004年〜2010年
ラフェスタ ライダーは、日産の子会社であるオーテックジャパンが開発した特別仕様車です。
エアロパーツ、専用サスペンション、専用アルミ、マフラーまたはマフラーカッターを装着した車両となっています。特にフロントグリルは、立て長の数本のメッキグリルが幅広感と迫力を強調しているのが特徴。そのため、一目で特別仕様車と判断できるような、ラフェスタの他の車両と差別化を図ったデザインとなっています。
また、エンジンが燃焼に必要な燃料を電子制御によって噴射供給するニッサンEGI(ECCS)電子制御燃料噴射装置を搭載しました。これにより、走行に応じて適切な燃料噴射を調節して、燃費を向上させています。
ラフェスタ ライダーは初代にのみ設定されていたグレードのため、現時点の中古車市場に流通している台数はそれほど多くはありません。さらに、登場から15年以上経過していることもあり、状態の良いものは流通しておらず、全体的に価格も低いものが多いようです。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力137ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1695mm×全高1615mmです。
人気のあるカラー
ラフェスタ ライダーのボディカラーは、下記の4色が設定されています。
・スーパーブラック
・ダイヤモンドシルバー
・サファイアブルー
・ホワイトパール
この中では、漆黒の「スーパーブラック」と、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」が人気です。
ラフェスタ 20G
ラフェスタ 20Mと入れ替わりで誕生した「ラフェスタ 20G」
ラフェスタ 20G は、2005年に登場した初代に設定されていたグレードです。それまで設定されていた「ラフェスタ 20M」と入れ替わる形で、新たに設定されました。
リモコンオートスライドドアやスライドドアオートクロージャー、インテリジェントキーがセットになったスムースエントリーパックを標準装備しています。
その後、2009年のマイナーチェンジで、ラフェスタ 20Gは「ラフェスタ JOY G」というグレード名に改名されました。
中古で購入する際の目安となる予算
ラフェスタ 20Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:18万円
2007年式:13万円〜39万円
2008年式:7万円〜43万円
2009年式:12万円〜39万円
ラフェスタ 20Gの中古車は、同時期に販売されていたラフェスタ 20Sと比べると、それほど多くの台数は流通していません。また、年式もかなり古いことから、全体的に価格は安めとなっているようです。
先代モデルとの比較
第1世代:2005年〜2008年
ラフェスタ 20Gは、ラフェスタが誕生した当初から設定されていたラフェスタ 20Mと入れ替わる形で設定されたグレードです。初代の最上級グレードとして、リモコンオートスライドドアやスライドドアオートクロージャー、インテリジェントキーが装備されています。
エンジンは軽量化と低速域でのトルクを重視したという新開発のMR20DE直列4気筒DOHCを搭載しました。駆動方式はFFまたは4WDで、トランスミッションは駆動方式やグレードに関係なく軽い力で操作できる電動アシストシフト付きのエクストロニックとなっています。サスペンションは前輪に独立懸架ストラット式、後輪にトーションビーム式を装備しました。
その後、2009年のマイナーチェンジでラフェスタ JOY Gという名称に改名されています。
ラフェスタ 20Gは設定されていた期間も3年程度と短いこともあり、中古車市場にはあまり多くの台数は流通していません。年式も10年以上のものなので、全体的にかなり安い価格で取引されています。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力137ps。ボディサイズは全長4530mm×全幅1695mm×全高1600mmです。
人気のあるカラー
ラフェスタ 20Gのボディカラーは、下記の7色が設定されています。
・サファイアブラック
・ブレードシルバー
・ダイヤモンドシルバー
・セルリアンブルー
・サファイアブルー
・ホワイトパール
・シャンパントパーズ
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」や濃い青色の「サファイアブルー」が人気です。
ラフェスタ 20S
初代設定当初の標準グレード「ラフェスタ 20S」
ラフェスタ 20Sは、ラフェスタが誕生した当初から設定されていたグレードです。初代では標準グレードとして、位置づけられています。
エンジンは、新開発MR20DE 2.0L直列4気筒エンジンと新開発エクストロニックCVTが組み合わせられました。また、乗員の人数や積載する荷物量によるブレーキの効き方の変化を抑え、安定した制動力を発揮する電子制御ブレーキシステム、アンチロックブレーキシステム、ブレーキアシストの装備などの高い安全性能を備えています。
その後、2009年のマイナーチェンジで、ラフェスタ 20Sは「ラフェスタ JOY X」というグレード名に改名されました。
中古で購入する際の目安となる予算
ラフェスタ 20Sを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2004年式:9万円
2005年式:5万円〜29万円
2006年式:6万円〜25万円
2007年式:10万円〜35万円
2008年式:9万円〜38万円
2009年式:25万円〜41万円
ラフェスタ 20Sの中古車の流通量は、比較的多いのが特徴です。また、全体的に走行距離も少なく、車両状態も良い車両が目立っています。
先代モデルとの比較
第1世代:2004年〜2009年
ラフェスタ 20Sは、初代から設定されていたグレードです。
駆動方式は2WD、もしくは走行状況に応じて前後のトルク配分を最適に制御するオートコントロール4WDが設定されています。また、最適化された足回りは剛性も高く、ロールやピッチを抑えた揺れの少ない快適な乗り心地を実現しました。
安全面では、日産独自技術である高強度キャビンと衝撃吸収ボディからなるゾーンボディの採用をはじめ、衝突時の乗客の保護性能を高める運転席&助手席SRSエアバッグシステム、運転席&助手席SRSカーテンエアバッグシステムを搭載しています。
その後、2009年のマイナーチェンジでラフェスタ JOY Xという名称に改名されています。
このラフェスタ 20Sというグレードは設定されていた期間も5年程度と短いこともあり、中古車市場にはそれほど多くの台数は流通しているわけではありません。それに加えて、年式も古いこともあり、全体的にかなり安い価格で取引されています。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力137ps。ボディサイズは全長4495mm×全幅1695mm×全高1600mmです。
人気のあるカラー
ラフェスタ 20Sのボディカラーは、は、下記の7色が設定されています。
・サファイアブラック
・ブレードシルバー
・ダイヤモンドシルバー
・セルリアンブルー
・サファイアブルー
・ホワイトパール
・シャンパントパーズ
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」や、明るいシルバー色の「ダイヤモンドシルバー」が人気です。
※本記事は、2020年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
"グレード" - Google ニュース
November 20, 2020 at 09:54AM
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