2020年03月05日14時33分
東京農工大と慶応大などの研究チームは、妊娠中の食物繊維摂取が、子の肥満抑制につながることをマウスの実験で確認した。母親の腸内細菌が作る物質が胎児の代謝機能の発達を促すためで、ヒトでも同様の効果が期待できるという。論文は5日までに、米科学誌サイエンスに掲載された。
食物繊維が不足すると、腸内細菌群に異常を来し、肥満や糖尿病などの生活習慣病につながることは知られているが、母親の腸内環境と胎児の発達や出生後の疾患との関連はよく分かっていなかった。
農工大の木村郁夫教授らは、腸内細菌がいない無菌状態と通常の環境下で、妊娠したマウスを飼育。それぞれを食物繊維を多く含む餌、通常の餌、低食物繊維の餌を与えるグループに分け、生まれた子にはどのグループにも高脂肪の餌を与えた。
その結果、無菌状態のグループと、通常環境下で低食物繊維のグループから生まれた子マウスは重度の肥満になった。
一方、通常環境下で食物繊維を摂取したグループは子の肥満が抑制された。母親の腸内細菌の働きが活発化し、短鎖脂肪酸という物質が多く産生され、一部は血液を介して胎児に届けられていた。
短鎖脂肪酸は胎児の体内で、インスリンを分泌する細胞などを発達させることも判明。誕生後に肥満になりにくい体質を作っていた。
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March 05, 2020 at 12:33PM
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食物繊維、子の肥満防ぐ 妊娠中の摂取で―農工大など - 時事通信ニュース
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