中古車購入[2020.08.18 UP]
BMW X3のグレード紹介 あなたはどこまで知っている?
室内の快適性、機能性の高さ、燃費の良さが人気のBMW X3に関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
この記事の目次
BMW X3 の歴史
BMW X3は2004年7月に、スポーツ・アクティビティ・ビークル(通称SAV)と呼ばれるBMW X5をコンパクトにしたプレミアムSUVとして誕生しました。ドイツの自動車メーカーであるBMWが、製造・販売を手掛けています。これによりBMWはSAVセグメントにXファミリーとしてX5、X3の2つのバリーエーションを持つことになりました。
販売当初は、最新の電子制御式4輪駆動システム「xDrive(エックス・ドライブ)」を採用した低重心、前後重量配分約50:50を実現した俊敏性と操縦性を持っていた車種として人気がありました。また、X3は2007年にドイツで人気のある自動車雑誌「オフロード」の読者投票で、オフロードカー・オブ・ザ・イヤーに選出されたことでも有名です。
2011年3月にフルモデルチェンジが行われ、2代目となりました。当時、エンジンは3.0L直列6気筒で、xDrive28iには自然吸気ユニットに可変バルブリフト機構「バルブトロニック」を、xDrive35iには直噴バルブトロニックを採用していました。トランスミッションはどちらも8速ATのみです。そして、全グレードに「xDrive」を搭載します。
xDrive35iには速度によってタイヤの切れ角を変えるシステム「バリアブル・スポーツ・ステアリング」、内側後輪に軽くブレーキをかけてコーナーリング性能を高めるシステム「パフォーマンス・コントロール」を標準装備させました。燃費改善技術に、ブレーキエネルギー回生システム、電動パワーステアリングなどを備えるほか、アイドリングストップシステム「エンジン・オート・スタート/ストップ機能」を備えています。2012年9月には直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載した「xDrive20d ブルーパフォーマンス」を追加しました。
そして、2017年10月にフルモデルチェンジが行われ、第3世代となります。リヤ・ドア・パネルやセンター・コンソール等に「X」や「X3」のエンボス加工を施すことで、Xモデルの個性を主張させました。この世代では、最先端の部分自動運転機能「ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)」や安全機能・運転支援機能「ドライビング・アシスト・プラス」なども標準装備されます。
X3 M40d
日本初導入となる高性能ディーゼル・エンジンを搭載した「X3 M40d」
「X3 M40d」は、第3世代における最上級グレードです。パワートレインには日本初導入となる高性能ディーゼル・エンジンを搭載したM Performanceモデルを採用しているため、より正確なトラクション・コントロールを実現し、コーナリング性能を高めています。
このM Performanceモデルとは、パワートレイン及びシャシーにBMW M社の技術に基づいたスポーティーなチューニングを施し、高い走行性能を象徴する専用デザインを採用することで、スポーティーな存在感を際立たせたモデルのことです。
つまり、このグレードは高い走行性能と実用性を兼ね備えたモデルといえます。
中古で購入する際の目安となる予算
BMW X3 M40dを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2018年式:638万円〜748万円
2019年式:678万円〜698万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
このグレードは流通量がほかのグレードに比べて、圧倒的に少ないです。購入する際には、走行距離やカラー、オプションなどある程度妥協しなければ難しいでしょう。特にグレードにこだわりがないのであれば、X3ほかのディーゼルグレードも検討するのがおすすめといえます。
先代モデルとの比較
第3世代(現行モデル):2017年〜
X3 M40dは、現行モデルとなる3代目より登場したグレードです。このグレードには、日本初導入となる高性能3.0L直列6気筒M Performanceツインパワーターボ・クリーンディーゼルエンジンを搭載しました。Mスポーツ・ディファレンシャルを搭載することで、より正確なトラクション・コントロールを実現させ、コーナリング性能を高めているのが特徴です。
エクステリアは、立体的で存在感のある大型キドニーグリル、エア・インテーク及びミラー・キャップを、洗練された印象を際立たせるフェリック・グレーで統一させました。さらにはブラック・クローム仕上げのデュアル・エキゾースト・テールパイプと、「M40d」のリヤ・バッチを使用することで、M Performanceモデルとしての力強い個性を主張しています。
中古車市場では、X3のほかのグレードと比べてみても、圧倒的に流通量が少ないため、探し出すのは難しいでしょう。
エンジンは3.0L直列6気筒M Performanceツインパワー・ターボ最高出力326ps。ボディサイズは全長4725mm×全幅1895mm×全高1675mmです。
人気のあるカラー
BMW X3 M40dでは7色が設定されています。
・アルピン・ホワイト3
・ブラック・サファイア
・ドニントン・グレー
・ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト
・ファイトニック・ブルー
・トロント・レッド
・サン・ストーン
中古車市場では、発色の良いホワイトが特徴の「アルピン・ホワイト3」、メタリック系のブラックが特徴の「ブラック・サファイア」などが確認できたので、人気のカラーといえるでしょう。
X3 xDrive20d
第2世代販売当初は唯一のディーゼルグレード「X3 xDrive20d」
「X3 xDrive20d」は第2世代より、登場したグレードで、この世代では唯一のディーゼルグレードでした。
パワートレインは第2、3世代ともに2.0L直列4気筒DOHCディーゼルターボ・クリーンディーゼルエンジン、駆動方式フルタイム4WD、 トランスミッションに電子油圧制御式8速ATを採用しています。ホイールはxDrive20d標準装備の18インチで、タイヤは第2世代が前後235/50R18、第3世代は前後225/60R18です。
また、このグレードには「Xライン」と「Mスポーツ」のグレードが設定されています。
中古で購入する際の目安となる予算
BMW X3 xDrive20dを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2013年式:104.5万円〜255.8万円
2015年式:189.8万円〜359.9万円
2017年式:284.8万円〜368万円
2018年式:369.9万円〜538万円
2019年式:457.8万円〜639.9万円
2017年式が284.8万円〜となっているのに対して、2013年式は104.5万円〜と半分以下の価格で購入することができます。このグレードは流通量も多いので、予算に合った希望車種が見つけやすいと考えられます。
先代モデルとの比較
第2世代:2011年〜2017年
フルモデルチェンジを受け、2013年9月にxDrive20dがラインナップされました。
この世代のxDrive20dは中古車の流通量が非常に多いため、ここ最近は相場もかなり手頃な価格となっています。
エンジンは、2.0L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4650mm×全幅1880mm×全高1675mmです。
第3世代(現行モデル):2017年〜
第3世代のX3 xDrive20dは、高効率の2.0L直列4気筒ツインパワーターボ・クリーンディーゼルエンジンを搭載します。8速オートマチック・トランスミッションやエンジン・オート・スタート/ストップ機能など、先進の環境対応技術を数多く採用し、JC08モードでの燃料消費率は、クラス・トップレベルとなる19.6km/Lの低燃費を実現。また、ディーゼル・エンジンならではの力強いトルクを4輪でしっかりと路面に伝えます。
また、xDrive20d導入時より「Xライン」「Mスポーツ」を用意していました。現行モデルということもあり、中古車市場ではまだまだ高値を維持しています。
エンジンは、2.0L直列4気筒ターボ最高出力190ps。ボディサイズは全長4720mm×全幅18950mm×全高1675mmです。
人気のあるカラー
X3 xDrive20dでは16種類が設定されています。
・アルピン・ホワイト3
・ブラック2
・ブラック・サファイア
・ミネラル・ホワイト
・ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト
・テラ・ブラウン
・スパークリング・ブロンズ
・ファイトニック・ブルー
・ディープ・シー・ブルー
・スペース・グレー
・ブルー・ウォーター
・チタン・シルバー
・ミネラル・シルバー
・グレイシャー・シルバー
・バーミリオン・レッド
・メルボルン・レッド
このグレードもX3 M40dと同様、発色の良いホワイトの「アルピン・ホワイト3」とメタリック系ブラックの「ブラック・サファイア」が人気のようです。
X3 xDrive30i
特別仕様車として登場した「X3 xDrive30i」
X3 xDrive30iは、第1世代における上級グレードという位置づけで誕生しました。パワートレインは3.0L直列6気筒DOHCエンジン(ハイオク仕様)、駆動方式フルタイム4WD、 トランスミッションに電子油圧制御式5速ATを採用しています。ホイールはxDrive30i標準装備の18インチで、タイヤは前後235/50R18です。このグレードは初代のみにしか設定されていません。
中古で購入する際の目安となる予算
BMW X3 xDrive30iを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2008年:流通量希少のため算出不可
このグレードは流通量が少なく、中古車サイトの掲載数は1台と極端に少ないため、希望に沿うような車両に出会えることは難しいでしょう。このグレードにこだわるのではなく、名称変更前の「3.0si」やそれ以前の「3.0i」なども含めて、ほかのグレードを検討することをおすすめします。
先代モデルとの比較
第1世代:2004年〜2008年
2008年11月に名称変更が実施され「3.0si」から「xDrive30i」に変更されました。トランスミッションは電子制御6速AT。インテリジェント・フルタイム4WDシステム「xDrive」で通常の走行状態ではフロントとリアへの駆動力配分は40:60ですが、路面の変化やハンドル操作に合わせて「xDrive」が瞬時に最適な駆動トルクを分配してくれます。
また、走行安定性とトラクションの確保、ブレーキシステムの機能をより高めるために、スタートオフアシスタント機能、ブレーキスタンバイ機能、ブレーキドライ機能、フェード防止機能を持った「ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム」を搭載しました。
X3 xDrive30iは、この世代にしか設定されていないグレードであるため、現在の中古車市場ではほとんど流通していないという状況です。そのため、X3 xDrive30iを中古車で探すことは非常に困難といえるでしょう。
エンジンは、3.0L直列6気筒ターボ最高出力は231ps。全長4585mm×全幅1855mm×全高1675mmです。
人気のあるカラー
BMW X3 xDrive30iでは10種類が設定されています。
・アルピン・ホワイト3
・ブラック2
・クリムゾン・レッド
・ブラック・サファイア
・ハイランド・グリーン
・モナコ・ブルー
・シルバー・グレー
・チタン・シルバー
・モンテゴ・ブルー
・プラチナ・ブロンズ
このグレードでも、BMWで定番の人気がある「アルピン・ホワイト3」が人気のようです。
X3 xDrive20i
X3 の中で廉価グレードとなる「X3 xDrive20i」
X3 xDrive20iは、第2世代と第3世代における廉価グレードという位置づけです。パワートレインはどちらの世代も、2.0L直列4気筒DOHCツインターボエンジン(ハイオク仕様)、駆動方式フルタイム4WD、トランスミッションに電子油圧制御式8速ATを採用しています。ホイールはxDrive20i標準装備の17インチで、タイヤは第2世代が前後225/60R17、第3世代が前後225/60R18です。ツインターボエンジンの搭載により、スポーティーなパワー・フィールを驚くほどの低燃費と低排出ガスで実現しました。
このグレードには「スタンダード」と「Xライン」が設定されています。
中古で購入する際の目安となる予算
X3 xDrive20iを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2012年:129.8万円〜218万円
2013年:107.5万円〜229.9万円
2014年:149.8万円〜339.9万円
2017年:流通量希少のため算出不可
2018年:438万円〜523万円
2019年:458万円〜519.9万円
第2世代では100万円台から探すことができるようです。一方、第3世代は高年式のため、良質な車両は多数流通していますが、高めで取引されています。
先代モデルとの比較
第2世代:2011年〜2017年
フルモデルチェンジを受け、2012年3月に「xDrive20i」がラインアップに追加されました。数々の革新技術の採用により、「平成22年度燃費基準+25%」「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を達成。エコカー減税対象モデルの認定を受け、自動車取得税および重量税が75%減税されるエコカー減税対象モデルであり、エコカー補助金対象モデルでもあります。
このグレードは中古車の流通量が多く、ここ最近は相場もかなり手頃になっているようです。
エンジンは、2.0L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4650mm×全幅1880mm×全高1675mmです。
第3世代(現行モデル):2014年〜
フルモデルチェンジにより、最先端の部分自動運転機能や安全機能・運転支援機能が搭載されました。インテリジェント四輪駆動システム「xDrive」によって、高い運動性能を実現しています。さらに悪路においても安定した走行を可能とし、SUVとしてのアグレッシブな走行性能と快適性や安全性を高次元で兼ね備えているモデルです。
流通量はそれほど多いわけではなく、中古車の相場も高めとなっています。
エンジンは、1.5L直列3気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4420mm×全幅1680mm×全高1385mmです。
人気のあるカラー
BMW X3 xDrive20iでは16種類が設定されています。
・アルピン・ホワイト3
・ブラック2
・ブラック・サファイア
・ミネラル・ホワイト
・ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト
・テラ・ブラウン
・スパークリング・ブロンズ
・ファイトニック・ブルー
・ディープ・シー・ブルー
・スペース・グレー
・ブルー・ウォーター
・チタン・シルバー
・ミネラル・シルバー
・グレイシャー・シルバー
・バーミリオン・レッド
・メルボルン・レッド
中古車で多く確認できたのが定番カラーの白である「アルピン・ホワイト3」とメタル感が強い「ブラック2」でした。そのため、このグレードではこの2色に人気があるといえるでしょう。
※本記事は、2020年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
"グレード" - Google ニュース
August 18, 2020 at 10:16AM
https://ift.tt/34aKTML
X3の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介 - Goo-net(グーネット)
"グレード" - Google ニュース
https://ift.tt/2PrYQOm
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "X3の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介 - Goo-net(グーネット)"
Post a Comment